税理士コラム
EB債について
- 投稿日:2015年10月08日
EB債(エクスチェンジャブル・ボンド)とは、他社株転換可能債と言われる金融商品です。債権であるものの、償還日までの株価変動によっては、満期日に償還金が支払われる代わりに、その債券の発行者とは異なる会社の株式が交付される場合もあります。
【EB債の商品内容のチェックポイント】
①償還年限 ⇒ いつ償還されるのか。
②利率 ⇒ 債券の利子はいくらもらえるのか。
③発行価格 ⇒ 発行時の債券の価格はいくらか。
④償還価格 ⇒ 金銭で償還されるのはどのような場合で、償還される金額はいくらか。また、株式で償還されるのはどのような場合か。
⑤当初価格 ⇒ 発行条件設定の際に基準となった対象株式の価格はいくらか。
⑥基準価格 ⇒ 株式で償還されることなどの条件が決まる価格はいくらか。
⑦発行者の信用リスク ⇒ 債券の発行者はどんな会社か。またその会社の財務状況や格付けはどうか。
⑧ノックイン条項 ⇒ 満期までの一定期間中、転換対象株式の価格が一度でもノックイン価格に達した場合の条項はどのような内容になっているのか。
などなど。
特に投資判断時の対象株式の価格水準などはしっかり確認しましょう。
EB債にもいろいろな内容のものがありますから、1つずつしっかり内容を確認し、理解した上で、投資判断をするようにしてください。
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税理士コラム
被用者年金制度の一元化
- 投稿日:2015年10月08日
現在の年金制度では、民間サラリーマンは厚生年金、公務員は共済年金と別々の制度でしたが、平成27年10月から一元化されることになりました。
それにより、平成27年10月からは、公務員も厚生年金に加入することになり、いわゆる年金の2階部分は厚生年金に統一されることになります。
それに伴って段階的に公務員等の保険料率を引上げ、厚生年金の保険料率(上限18.3%)に統一し、公務員等の職域部分(いわゆる3階部分)を廃止し、同一保険料・同一給付を実現していきます。
また、遺族年金の転給などの共済年金と厚生年金の制度的な差異については、基本的に厚生年金に揃えて解消します。
●共済年金と厚生年金の制度的な差異の一例 ⇒ 遺族年金の転給
共済年金 |
厚生年金 |
先順位者が失権した場合、次順位者に支給される |
先順位者が失権しても、次順位以下の者に支給されない |
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