税理士コラム
NISA制度の改正
- 投稿日:2021年06月30日
2024年からNISA制度が変更になります。さらに、2022年4月から成人年齢が18歳に引き下げられます。
現行 | 2023年~ | 2024年~ | |
一般NISA | 20歳以上の人が対象。 年間120万円まで。 運用益は最長5年間非課税。 対象商品は上場株式や株式投資信託・ETF・REITなど。 最終投資は2023年で終了。 |
18歳以上の人が対象 | 2階建て形式になり、1階は上限額20万円まで、2階は上限額102万円までとなり、合計で122万円までの運用益が最長5年非課税になる。 5年延長され最終投資は2028年まで。 |
つみたてNISA | 20歳以上の人が対象。 年間40万円まで。 運用益は最長20年間非課税になる。 積立での投資方式のみで、商品は株式投資信託やETF。 最終投資は2037年で終了。 |
5年延長され最終投資は2042年まで。 | |
ジュニアNISA | 19歳以下の人が対象。 年間80万円まで。 運用益は最長5年間非課税になる。 対象商品は上場株式や株式投資信託・ETF・REITなど。 最終投資は2023年で終了。3月末時点で18歳となる年の前年の12月末まで払い出しできないという制約あり。 現在ジュニアNISAを活用している人が20歳になる場合には、自動的にNISA口座が開設される。 |
なくなる(予定どおり2023年で終了)。 現在ジュニアNISAを活用している人が2024年以降18歳になる場合には、自動的NISA口座が開設される。従来は18歳まで引き出しができないが、2024年1月1日~2028年1月1日の間に18歳になった場合は払い出しができるようになる。 |
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税理士コラム
老後の年金を増やすためにできること
- 投稿日:2021年06月09日
長く働き続ける | 厚生年金の加入期間を長くする | 厚生年金は原則65歳まで加入可能。加入期間が長ければ、その分、年金額も増える。 |
60歳以降もフルタイムで働く | 厚生年金に加入し続け、さらに年金の計算の基となる標準報酬額が高ければ、それだけ年金額が増える。 | |
年金を遅く受け取る | 繰下げて受給する | 本来65歳から受け取る年金を、繰下げて70歳から受け取ると、42%増しの年金額を受け取ることができる。繰下げは1月0.7%増し。 |
年金改正でさらに繰下げ期間が伸びる | 2022年4月からは、75歳まで繰り下げることが可能となり、最大84%増しの年金額を受け取ることができる。 | |
国民年金を満額にする | 60歳以降、厚生年金に加入しない場合、国民年金を満額にするために任意加入することができる | 国民年金は、原則20歳から60歳まで40年加入すると満額になる。学生時代に未納期間がある場合など、60歳以降65歳まで、任意加入することで満額にすることができる。 |
付加年金をつける | 国民年金に任意加入するなら、付加保険料(月400円)もプラスすることで、国民年金(老齢基礎年金)に付加年金(月200円)増える。 |
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